SV S27 最終126位の構築記事です。
最終日に組んだ構築で欠陥は多くありますが、自分の備忘兼ねて筆を執ります。
並び

成績:最終レート2009・126位

【構築経緯】(以降常体となります)
R1900くらいまで妖テラスHDムゲンダイナ+ディンラッシャのレンタルを使用したが
・相手のパオに2~3回零度の試行回数を与える
・ザシアン+キョジオーン、白バド、日蝕ネクロズマなどがかなりキツい
という点にストレスを感じた。
そこで上記の問題点を緩和できそうな、炎テラスの速いまもみが
+チョッキ
+最速襷
というアーキタイプに鞍替え。
コライドンが無理なので
、ホウオウ・ルギアあたりに抗えそうな最速
を添えた。
ムゲンダイナを妖テラス以外で採用する場合、竜技持ちカイリューがゲロ重いため
その辺を誤魔化せそうなスカーフ
を採用して最終日に臨んだ。
しかし、そもそもミミッキュが出せない & ステロ+黒バドというシンプルな動きに負けまくったため、スカーフ
に変更となった。
【個体解説】(ポケソルテキストから貼り付け)

ムゲンダイナ @ たべのこし
テラスタイプ: ほのお
特性: プレッシャー
性格: おくびょう
225(76)-94-117(12)-197(252)-116(4)-188(164)
ダイマックスほう / かえんほうしゃ / まもる / みがわり
調整意図
H:16n+1
C:振り切り
S:準速135族抜き
禁止伝説。
今更語るまでもないが、プレッシャーによる特性発動順の確認と相まって
・パオジアンの準速を確認しながら上から殴れる
・上を取ってくるミラコラ(≒ほぼこだわり)に守るで立ち回りやすい
・まもみがで都合の悪い技のPPや時間を枯らすことができる
といった点が型としての強み。
通常、この手の耐久ポケモンには急所や一撃技による負けがつきものだが、そもそも被弾回数を極限まで減らせる+自身の攻撃技もすべて命中100という下振れの少なさが素晴らしい。(最速パオジアンの零度を除く)
同速が何度か発生したので、Sラインを1つ上げるのがベターかもしれない。

ゴリランダー @ とつげきチョッキ
テラスタイプ: あく
特性: グラスメイカー
性格: いじっぱり
192(132)-176(116)-110-58-122(252)-106(4) *C0
グラススライダー / はたきおとす / とんぼがえり / ドラムアタック
調整意図
H:16n
A:11n
D:振り切り
ムゲンダイナの相方。
こちらも今更の紹介となるが、ムゲンダイナ視点で考えた際に
・上から縛られる黒バドやミライドンにある程度強い
・炎テラスを切った後も水ウーラオスやカイオーガの一貫を作らせない
・残飯+GFでポイズンヒール相当の回復が行える
といった点などから相性がよい。
調整・技構成ともにテンプレだが、いざ黒バドと対面した際にはたきを押しても当然ケアされるため妖テラス等で裏目を引くことが多く、技選択が難しかった。
ドラムアタック+グラススライダーで落とす確率を上げるためにAラインを引き上げ、はたきの枠を別な技に変更するなど改善の余地を感じている。

パオジアン @ きあいのタスキ
テラスタイプ: こおり
特性: わざわいのつるぎ
性格: ようき
155-172(252)-101(4)-99-85-205(252)
つららおとし / せいなるつるぎ / こおりのつぶて / ぜったいれいど
調整意図
AS振り切り、先制技が物理に寄っていることを考慮してあまりB。
無難な襷枠。
ムゲンダイナ+ゴリランダーがパオジアンの苦手な水ウーラオス、ヘイラッシャに強いため、強く動かしやすかった。
技構成は氷柱落としは確定として、ミラーに強くあるために聖剣、礫を採用。
4枠目は薄いダイナミラーに少しでも勝率を稼げそうな零度となった。
しかし最終日0/1ヒットのうえ、ルギアに撃ったその試合も挑発などがあればもっと有利に立ち回れたため再考の余地しかない。
テラスタイプは一致技2つの火力を永続的に上げる氷としたが、これも対ギラティナに一回切ったのみで最適かは不明。

ヘイラッシャ @ ゴツゴツメット
テラスタイプ: フェアリー
特性: てんねん
性格: わんぱく
257(252)-120-183(252)-63-86(4)-55 *C0
ねむる / あくび / ゆきなだれ / じしん
調整意図
HB振り切り。
無難な物理受け枠。
コライドン構築は当然このポケモンに厚くメタを張っており全く過信はできないが、こいつがいないと勝負の土俵にすら上がれない気がしており採用せざるを得なかった。
その他にもパオジアンや龍舞カイリューへの牽制、対ホウオウ構築へのクッション兼TOD要員など選出画面を中心に仕事はしていたと思う。
技構成について、この構築であくびを打っても自分不利な択の引き延ばしにしかならないため、寝言や鈍いなどに変更した方がよかった。
テラスタイプはダイナに飛んできがちな鉢巻逆鱗で貫かれることを防ぐフェアリー。

グライオン @ どくどくだま
テラスタイプ: あく
特性: ポイズンヒール
性格: ようき
177(212)-115-145-58-101(44)-161(252)
まもる / みがわり / どくどく / ちょうはつ
調整意図
H:16n+1
S:ミラーを意識した最速
D:あまり
※途中まで叩き採用だったため陽気だが、この構成なら臆病A0でいい
第2のまもみがモンスター。
当初は叩き落とすを持って黒バドディンルーに出すつもりだったが
・このポケモンから出した際にパオジアンを筆頭にケアの効かない対面が多い
・既に有名な動きなためテラスや引きでケアされる
といった問題が発生し破綻した。
そこで選出する構築をホウオウルギアテラパゴスなど一部に絞り、技も叩き→毒に変更した。
なお、まもみがで時間を使う展開はほぼなかった(基本ダイナで十分)ので、その技スぺに別の技を採用して意表を突きつつもっと役割に特化させることに可能性を感じている。

メタモン @ こだわりスカーフ
テラスタイプ: フェアリー
特性: かわりもの
性格: ようき
155(252)-68-68-61-69(4)-110(252)
へんしん
調整意図
H:変身後も反映されるため振り切り
D:一応のDL対策でB<D
S:対面した際にランドロス、カイオーガ等のスカーフ判定ができるよう最速
ヘンシン!
構築経緯の通り、ステロ+黒バドへの申し訳程度の対策として採用。
フェアリーテラスは黒バドのテラバをパクって使ったり、一度カイリューの鉢巻逆鱗を切り返して勝てたので有用だった。
9世代ではテラスで簡単に止まることが多いのは向かい風だが、相手の選出を制限する力や積み技で突破されやすいムゲンダイナとの相性を鑑みたときに唯一無二の性能をしている。
【選出】
対黒バド(+ディンルー、カイリュー、水ウーラオス@2)
初手
裏
or
パオがいたら
初手
裏

黒バドとディンルーの両方にある程度強いゴリラ初手。
ラオスや炎ポンのケアでダイナ、ゴリラが倒れても切り返せるパオかメタモン。
(パオ入り相手は初手パオで終わらないようにこちらもパオを合わせる)
しかし
・そもそもゴリラがテラス残った黒バドとのタイマンで負けがち
・なんなら鬼火瞑想ドレキで逆起点にされる
・ゴリラにカイリュー受けだしから鉢巻逆鱗が飛んでくるだけで一体死ぬ
など、母数も多いここに安定して勝てていないのが最大の欠陥ポイントである。
・対ミライドン(+パオジアン、水ウーラオス、炎オーガポンetc)
初手
裏

ミライドンの取り巻きほぼすべてにダイナが有利なうえ、ゴリラパオもミライドンに強く出られるためかなり有利寄り。
なお最終戦はその有利なミライドンを引けたのに負けてるの弱すぎる。
・対コライドン(+ハバタクカミ、イーユイ、暁ガチグマ etc)
→
@2
ラッシャを出したいのはやまやまだが、そこに眼鏡カミやガチグマを合わされると誰も受からないため崩壊する。
割り切ってなるべく引かない前提で最大限アドバンテージを取れそうな選択をしていた。クソデカ欠陥ポイント2。
・対ザシアン(+イーユイ、カイリュー、暁ガチグマ etc)
→
@1
コライドンと同様のジレンマはあるが、炎テラスダイナ+メタモンでもほとんどのザシアン見られるためだいぶ楽。
@1は取り巻きの何を厚く見るかで決めていた。
・その他
アドリブで
【総括】
一応は9世代自己最高順位となりましたが、勝てば2桁の最終戦を有利展開から判断ミスで落としたり、構築もまだまだ改善の余地があったりとむしろ自分の弱さに気づかされるシーズンでした。
幸い構築の改善点はいろいろと気づけたので、胸張れる結果が出せるようにまた頑張ります。